今日の屋根瓦は、四国中央市の瓦です。
棟瓦の先端に付けられている部分の瓦を「鳥伏間(とりふすま)」と呼びますが、愛媛にはこの種類が本当にたくさんあって面白いです。
もくもくと立ちあがった形が「雲」のようにも見えますが、これは「波」をイメージしているのだと思います。
こうした波の形をしているものは「立波型鳥伏間(たてなみがたとりふすま)」と言われていますが、真ん中に空間ができていて向こう側が透けて見えるこの形は初めて見ました。
柔らかく軽やかな印象です。
巴瓦も「松」のデザインになっていますが、表面がヘラで加工されたような不思議な形をしています。
でもよーく見てみると、内側に松ぼっくりが付いていたり、細かな作業であることが分かります。
うーん、この瓦、素敵!