四国中央市の和紙職人・宇田秀行さんの紙漉きを、見学させていただきました。
宇田さんの工房では、美しい光沢のある薄葉紙(雁皮紙・がんぴし)や、厚めの和紙、便箋や名刺など、発注に応じた和紙を製造しています。
簡単そうに紙を漉いていきますが、そのしなやかな動きには一定の厚みの紙をつくるための様々な技が集約されています。
無駄のないしなやかな動きは、思わずうっとりしてしまうほど。
宇田さんが手掛けた和紙はこちら。
これは、手触りが気持ち良い「手漉名刺」。
ついつい渡したくなる、そしてもらっても嬉しい、そんな名刺です。
これは、便箋と封筒。
雁皮紙を作っているからなのか透けるように薄く、品がある便箋です。
文字もなめらかに走る、抜群の書きやすさ。
たまたま宇田さんの工房で、同じく紙漉きを見に来ていた高知のデザイナーさんにお会いしました。
和紙プロジェクトが盛んな高知の様子をお聞きし「愛媛もがんばろう」と、改めて身が引き締まりました。
いいモノは、良き出会いを与えてくれます。