2015-02-23

愛媛の凧 ~いかざき大凧合戦~


愛媛の内子町の「凧」のこと。
内子町は、松山から車で1時間弱のところにあります。

この町では古くから凧揚げが盛んで、毎年5月には「いかざき大凧合戦」という大会が行われています。

去年5月の様子

参加者それぞれが手製の凧を持ち寄って河川敷で上げるのですが、街はお祭りムード一色。

踊りあり、屋台あり、歌ありで、盛り上がります。

合戦会場の反対側では、子どもたちが川遊びしています


なぜ「合戦」かというと、凧と凧を絡ませて相手の凧を落とした方が勝ちというルールになっているのです。

なので、上がった凧は戦いを挑むように、他の凧に積極的に絡んでいきます。


しかも驚くことに、凧の糸には「カガリ」という刃物が仕込まれています。

これで相手の糸を切って落とすのです。



この合戦には諸説あり、5月5日に男子出生の初節句を祝って凧上げをおこなっていたのですが、ある時いたずらで凧と凧がもつれ合い空中合戦になったのが、この合戦の始まりだそう。(五十崎凧博物館の紹介より)


ちなみに、これは大凧合戦のポスター。
内子町でつくられている大洲和紙に1枚1枚手刷りでつくられていて、あたたかみがあります。

合戦の5月5日まで、あと2ヶ月ちょっと。
今年も観に行こうと思います。